中園晋作さんの器。

 

 

個展巡りに忙しいのは、秋と決まっていたのに、、

一年で一番寒いこの季節に、見たい個展が目白押しです。

 

今日は鹿沼の「TAS・TAS」さんへ

「蜂谷隆之(漆).中園晋作(陶)」 

 漆と陶のうつわ展

                を見に行ってきました。

 

中園さんとは昨年春、益子での「陶ISM」で偶然出逢いました。

シャープで美しいフォルムと色合いの作品に目を奪われました。

いただいて帰った器を、抹茶茶碗として使ってみたら

お茶の緑と器のブルーがなんとも美しいハーモニーだったので

思わず写真をお送りしてみたら、

とても丁寧なお返事をいただいて感激!

この器にはサラダを載せても、煮物を入れても、

不思議に合ってしまいます。

 

彼の作る器には、使う側の楽しみを広げてくれる不思議さがあると、、

それから何度か彼の個展を追いかけて見てきました。

 

次に出会ったのは、極薄の磁器のぐい飲み。

お酒の冷たさが直に唇に伝わるほどの薄さに驚き。

その次はシンプルなリム皿。

何を載せてもしっくり合うし、使いやすいのです。

それから、少し大きめのベースと、

大振りの湯飲み茶碗と、

口当たりのふっくら優しいぐい飲みと、、。

どれも使う楽しさを感じる器です。

 

これから先、彼の引き出しからは、どんな器が飛び出すのか、、

今一番ワクワクさせて下さる陶芸家です。

 

いつも言葉少な目ですけど、誠実な話し方に惹かれます。

「陶芸が本当に好きなんだな。」

お話を聞きながら、それをしみじみ感じます。

一番大事な事を、大切にしている人なんだなと

ふうわりと伝わってきます。

 

TAS・TASでの二人展は、来週20日の日曜日までです。