宇都宮では桜も多分最後の見頃の昨日。
日光へ車を走らせました。
先日、原発の影響で、日光への観光客が75パーセントも
減っていると何かで知って、
こんな美しい季節の日光を見ないなんてもったいない!と。
ちょうど、主人の知人で 、時々個展を拝見している
造形作家の松原 賢さんの個展が
明治の館のギャラリー蓄音機で
16日から始まっていたので、
桜を見がてら行って来ました。
出発がお昼過ぎだったので、行きは高速。
閑古鳥が鳴いているかと思いきや、
日光市内、車はいつも通りの混みようでした。
日光はまだ桜はチラホラ。
やはり宇都宮より寒いのですね。
かわりに木蓮の白とレンギョウの黄色、
そしてやしおツツジのピンクが
ひときわキレイに浮かび上がっていました。
「松原 賢 木彫展 」 -KOD木魂AMAー
中に入ると、いつもながら重厚なイメージの、
とても素敵な作品がいくつも並んでいました。
ところが、ギャラリーの方の説明で持ち上げてみると
ビックリするほど軽い!
なんと桐に漆を使ったものとのこと。
毎回新たなイメージを生み出す松原さんです。
また、今回は特別に被災支援のための版画が
会場に展示されていました。
会場に置かれていたパンフレットに目が釘付けに。
改めて作品を拝見し直しました。
こんな形での支援もあるのかと、感動しました。
そのひとつひとつを見ていると
作品こめられた深い想いが伝わってきます。
これらの作品はぜひ会場でご覧いただきたいと思いました。
支援作品は
http://www.art-ken.com/shiensakuhin.html
松原賢さんについては
会場
日光.明治の館内「ギャラリー蓄音機」にて
2011.4.16(土)~24(日)am11:00~pm5:00
※22(金)は休廊
日光市山内2339-1
℡0288-53-3751
帰りは日光街道をのんびりと。
宇都宮に近づくにつれ、桜の花の数が増え、、
街道のお終い辺りではもう花吹雪が舞っていました。
地震がなかったら。
津波が来なかったら。
原発事故がなかったら。
きっと何度も何度も繰り返し
みんなが思ったであろう言葉。
今年の春を、きっとみんな忘れない。
今年の桜を、きっとみんな忘れない。