acrylic 坂雅子さんのバッグ

 

 

2年間、ほぼ毎日使っていたバッグが

とうとう壊れてしまった。

最初、後ろ側の携帯入れのチャックが壊れ、

ひと月経たずに、今度はカバーの内側のチャックが。

よく見ると、カバーの横もすり切れ、、

かなりみすぼらしくなってました。

こんなふうに壊れるまで使ったバッグは久し振りと

バッグ大臣を自称する私もちょっと驚きでした。

 

 

 

 

 

 

ブランドもののバッグは高いし、まず私に似合わない。

それに、みんなと同じものを持つのがあまり好きではない。

「それってどこのバッグですか?」と聞かれる事に

喜びを感じる性質なので、、

面白いバッグを見つけると、サッと手が出てしまう。

どれもブランドものほど高いものはないので

安心して、楽しく買い、そして存分に使う。

 

とは言っても、やはりお気に入りはあり、

気がつくとそればかり使っている。

 

今回壊れたバッグはすぐれもので

とにかく軽い。

合成皮革なので、扱いが楽。

でも安っぽく見えない(と思っていますが、)。

幅の広い取っ手は、長さが調節できるので

ショルダーにも斜めがけも出来、

シックにもスポーティな格好にも

不思議にあってしまう。

そして思った以上に物が入る。。

つい手が伸びるわけでした。

 

 

 

モノトーンのバッグの内側はこんなキレイなグリーン!
モノトーンのバッグの内側はこんなキレイなグリーン!

 

 

 

このバッグは、東京へ行くと必ず寄る

銀座松屋の大好きな「遊びのコーナー」で

たまたま見つけたものでした。

いろんな素材で、いろんな形があって

選ぶのにとても楽しい

acrylic 坂 雅子」さんという作家のバッグでした。

 

元麻布に本店があると知り、

今度東京へ行ったら、絶対寄るんだ!と決めていました。

もう一度、同じバッグを買いたいと、

雨の中、お店を探して歩きました。

 

 

 

 

 六本木通りから広尾に抜ける道を10分ほど歩いた 交番の前に、

ステキに佇むセンスの良いお店。

 ご主人は世界的に有名な建築家の「坂 茂」さん。

でもここはご主人の設計ではないそうでした。

 

ワクワクしながら中に入って同じバッグを探すも、見つからず。

以前のバッグを買う際もお話しさせていただきましたが、

坂 雅子さんはとても感じの良いキレイな方でした。 

 

坂さんに訳をお話したら、とても喜んで下さって

箱の中から最後の一つを探し出して下さいました。

 

ところが、同じデザインで他の素材のもいくつかあって、、

まるっきり同じのでは芸がないかもと 悩んだ挙げ句

ちょっとサテンっぽい光沢のカバーのものに決めました。

 

 

 

 

でも、今まで使ってきたバッグのカバーの手触りが

何とも良いので、手放すには惜しい。。

 

悩む私の様子を感じて、坂さんが入り口のところに並んだ

いくつかのバッグを指さして

「本店ならではの半額コーナーなんです!」と。

その中に、今まで使っていたグレーのカバーの

形違いがあって、、

ひとまわり小さいのですが、これもまた使いやすそう。

結局二つ買ってしまいました。

  

 

日々の生活の8割方がモノトーンの服の私。

これはきっとまた活躍するぞ!と、楽しみな毎日です。

 

、、とは言いながら、「手は二本しかないんだぞ!」と

またどこからか声がする気がします、、。