一年前の今日、前のみーが死にました。
正確には安楽死させました。
元気がないので早くも夏バテかと思って
病院に連れて行ったらもう肺癌の末期でした。
「持って一週間から10日でしょう」と先生に言われ
目に見えて弱って行った3日目。
最後は呼吸が苦しそうにのたうち回り、、
それなのに、フラフラしながら私の前に来てきちんと座り
じっと私の目を見ていました。
私には「何とかして!」という声が確かに聞こえました。
いつもは嫌がるケージに大人しく入りました。
無言で病院へ連れて行き
そして私の手の中で逝かせました。
あっけない最期でした。
楽になって良かったね、と思いながら
涙が止まりませんでした。
家に連れて帰り、ずっと撫でていました。
だんだん固く冷たくなって行く身体が哀しく
苦しげな表情が残る左顔がつらくて
思わず身体の向きを替えてあげたら
いつもの優しい顔になりホッとしました。
とにかくキレイな猫でした。
良い匂いがしてフワフワで柔らかでした。
美しく優雅で話がなんでもわかる猫でした。
自分を猫だと思っていませんでした。
死ぬとは思っていませんでした。
一緒にいるだけで幸せでした。
17年も楽しい時間をくれて本当にありがとう。
私のところへ来てくれて本当にありがとう。
ただただ感謝。
先日、今のみーと同じくらい、
一歳の頃のみーの写真が久し振りに出て来ました。
ピンクの鼻と唇、キリッとした黒いアイライン。
長い睫毛とふっくらしたほっぺた。
やっぱり可愛いな。
今朝、味気なかった骨壺から
素敵な蓋物にお骨を移しました。
もっと早くやってあげたかったけれど
お骨を見ると、みーが死んだ事が現実だと
突きつけられる気がして恐かったのです。
でも今日は静かな気持ちで見る事が出来ました。
それだけ時間薬が効いたのでしょう。
エサシトモコさんにお願いして作っていただいた置物を
お位牌がわりに横に置いて素敵なコーナーになりました。
淋しいけれど、これでようやく一段落。
これからは新しいみーとさらに仲良くやって行きますから
みーちゃん、安心して見ていてね。
ごきげんよう。
さようなら。