ギャラリー修行2      鈴木稔さんのワークショップ

ギャラリー修行、その2。


続いて翌週24日からは、鈴木稔さんの個展。

芙蓉さんでは7年振りとなる個展で、

しかも震災以降ようやく再建なった登り窯での2回目の焼成。

300点以上の作品が運び込まれ、圧巻の風景でした。

 

 

 

驚いた事に、以前の薪窯での作品より値段が相当に安く、、

お聞きしたら、ガス窯での作品の値段と同じにしているとの事。

薪窯はまず薪代がかかる事、

薪の水分が飛ぶまで、買ってもすぐには焚けないので

寝かせる時間が必要、

さらに焚く時間も何人も交代で一週間を要すると言う

とても手間と時間のかかる作業です。

なのに値段は据え置きという太っ腹な稔さん。

 

芙蓉さんでの個展の度に新しい世界を見せて下さり

その度に力強さと繊細さを感じる作品に出逢えました。

 

この数年は型物の製作を続けられています。

轆轤や手びねりよりずっと時間がかかる、、

それでも敢えてそこに価値を見出そうとする真摯な姿に

とても感動しました。

 

 
 
 

 

それからなんと、うちのギャラリーで土日の二日間、

フリーカップを作るワークショップもやっていただけました!

憧れの作家さんにうちのギャラリーを

こんな形で使っていただけて感無量でした。

 

型物を作るのがこんなに大変だとは!とみんなで騒ぎながらも

皆さん真剣に、そして和気藹々と楽しい時間が過ぎて行きました。

 

 
 
 
 

 

出来上がりは2ヶ月後。

こんな感じに仕上がります。(ワークショップの作品は単色です)

黒秞、柿秞、そして青。

どんな出来上がりになるか今から秋が楽しみです。

 

暑い暑い日でしたので、まずは冷茶と冷たい寒天、

粘土が乾く間を待つ時間にはアイスミントティ。

最後には稔さん直々に珈琲を淹れていただいて

美味しいお菓子で質問タイム。

充実の3時間だったと思います。

 

 

このギャラリーがこんな風に使っていただけて

本当に嬉しいです。

 

秋からの予定を募集中です。

どうぞお気軽にご連絡下さいませ!

そしてこの秋は、ワークショップがいろいろあります。

楽しみに時々のぞいてみて下さいね。